バイクの交通安全
小さな交差点を通過するとき
徐行、一時停止、そして安全確認
事故で多いのが出会いがしら事故です。
交差点に近づいてきたら、まず徐行。次に一時停止の標識がある場合は、必ず停止。
標識がない交差点でも見通しが悪いようでしたら、やはり停止してください。そして右を見て左を見て、もう一度右を見る。
頭をしっかり向けて安全を十分に確認してから、再スタートしてください。
交差点を右折するとき
要注意、対向車のカゲに別の車
対向車線に右折待ちの車がいて、そのかげからやってくる直進車が見えない……。
こんなときは、向こうから直進してくる車があるかどうか、自分の目でしっかり確かめてから右折するようにしてください。
また50ccバイクは、道路標識などで指定された交差点と信号機のある3車線以上の交差点では、2段階右折をしなくてはなりません。(ただし、2段階右折をしてはならない交差点もあるのでご注意ください。)
交差点を直進するとき
トラックや背の高い車の、カゲに入って走らない
たとえばトラックのカゲに入って交差点に入ったとします。対向右折車からは、トラックは見えても、バイクは見えません。そしてトラックをやりすごしたなら、即右折しようとしています。
交差点では、自分は見られていない、と考えましょう。スピードを落として交差点に入り、トラックなどの背の高い車のカゲに入って絶対に走らないようにしてください。
交差点で左折車が近くにいるとき
左折車を先に行かせる
左折しようとしている四輪車にとって、そのすぐ左を走っているバイク、とくに小さな50ccバイクは見えづらく、四輪車の左折に巻き込まれる可能性があります。
こんなときは、交差点手前で一時停止。左折車を先に行かせるようにしましょう。
カーブを曲がるとき
スピードを十分に落としてから カーブへ
カーブを曲がるとき、スピードが出ていればそれだけ外へふくらもうとするのがバイクです。
曲がろうとするその時の急ブレーキも大変危険です。
カーブ手前の直線のときから十分にスピードを落とし、それからカーブに入るようにしましょう。
対向車と行き違うとき
対向車の後ろの車に十分注意する
対向車の後ろから、別の車が追い越しのためにセンターラインを超えてこちらの車線に入ってくる、こんなケースもよくあります。
対向車がスピードを落としているようだったら、とくに要注意。
後ろの車が少しでもセンターライン側に寄ってくるのが見えたなら、急いでスピードダウンしましょう。
夜間に走るとき
スピードをいつもより落とす
たとえば自分の行く方向に工作物や停車中の車があったとして、夜はヘッドライトをつけているものの、昼に比べてとても見えづらいものです。
そこで、夜間に走るときは、昼間よりもスピードを落として走らなくてはなりません。
とくに見通しの悪い交差点、カーブなどでは十分に注意してください。
また薄暮時、バイクは目立たなくなります。ヘッドライトの早めの点灯を心がけましょう。